バイオリンの話

【2010年7月】

バイオリンを買ってしまった・・・・何で?

「YouTube」が好きです。
ってか、インターネットさえあったら絶対に孤独死などしないと思うくらい好きな自分です。

で、こんなん見て感動しました。

なんてしそうにを奏でるんだろう!
正にこれが音楽だよなぁ〜!

昨年暮れにカノンロックをギターで弾きたくて「始めてのギター」に挑戦したもののあえなく玉砕・・・・。
いや、頑張ったのよ。
でも人に聞かせるレベルってのは遥か先なんだなぁ〜・・・・と改めて思った訳。
だから止めた訳じゃなくて気が向いた時に抱えては練習を続けていますが進みが遅いのよね。

で、上記動画に加えてウサコさんの動画を見て「弾いてみたい!」って懲りもせずに思った訳だ。

当然の事ながら、全くの未経験・・・・ってか周りにバイオリン持っている人なんて居る?・・・・普通居ないっしょ?
クラシックのコンサートなんか行った事ないし・・・・だから本物を見たこともないのよね・・・・。

「バイオリン 電子 価格」で調べてみると「エレキバイオリン サイレント 価格」で調べればいい事が判明。

結構出てきますな・・・・ってか結構安いですな!
1万5千円くらいからありますよ。
「え?そんなんで買えるの?」ってくらい。

んじゃ、買ってみよう。
いや、判ってるって!
さすがに素人だってストラディバリウスが1億円だって事は常識として知ってる訳だから、2万円がオモチャであり、音楽で生きてるヤツからすれば「そんなエセ商品を楽器として販売している事」自体が腹立たしいであろう事は判るよ。

でも・・・しかし・・・だ。
・ほんの思いつきで触ってみたい。
・もしかしたら一回触っただけでつまらなくなってしまうかもしれない。
程度の覚悟しかない我々素人にとっては、バイオリンという楽器を見る事や触る事が出来る価格の限界なんてこんなものなのだよ。

さらにはその2万円だって小遣い持っている中年オヤジだからポンと出せるのであって若者なら他に回すだろうよ。
2万円ってのはそのくらい高価な価値観なんだ。
業界がもっと認知度を高めたいとか利用度を広げたいとかいった願望があるなら9600円で出すべきだな。
もっともこれはクラシックライクな弦楽器だけではなく管楽器だって同じ事が言えるよね。


1年ぐらいに前に大ブームなったアニメの「けいおん!!」の影響で少年少女を中心に低価格の(1万円を切る)レスポールが爆発的に売れたですよね。(1年後の今はもう誰も買わないようだけど)
その99%の子供たちがすぐに飽きて捨ててしまったとしても、そこからステップアップしてプロを目指す!みたいな人が0.1%でも居たらスゴイ活性化になると思わない?
そこに起因する要素は「何はともあれ安い!」であって「最初から10万円」では「最初から興味がある」或いは「環境がすでにある」人間以外は入っていかないよ。
あれ?コラムになってる?・・・・・違う違う。


先ず驚いた事。
・弓って1本の線じゃなくて、馬(のシッポ?)の細い毛が何十本も束になってるんだぁ〜!(とっても柔らかくて気持ちいいっす!)
・その毛に松ヤニ塗らなきゃいけないんだぁ〜!でもこの松ヤニ堅いんだぁ〜!(半田のペーストのようなものだと思った)
・肩当という道具を使わないと顎で支えるなんて無理なんだぁ〜!(鎖骨が軋んだよ・・・)


ま、とりあえず分解してみよう!

これが駒。
木で出来てるんだ・・・・。

弦がネックから遠すぎて気に入らない。
ちょっと駒の高さが高いんじゃいの?
と外してみたら駒の下にゴムのシートがあった。


なんだ!これハズせばいいんじゃん!
と剥がしてみたらズルズルッ!と線が出てきた。
これは?・・・と引っ張ってみたら後ろに繋がってる。

あっ!これピックアップじゃん!
駒の下にピックアップがあったのだ。

何で?
と調べたらバイオリンのピックアップはピエゾ方式、つまり磁場ではなくて直接モノの振動を電圧に変える機構だったのだ。
(なんか得意な分野になってきたぞ!)

じゃぁ、駒が密着してなきゃダメじゃん!

う〜ん・・・・。
これハムバッキングに出来ないかなぁ〜?
そうすれば駒の高さも自由に調整できるんだけどなぁ〜。


とりあえず後ろもバラしてみる。
ボコンと出てきた。

チップがボディに直接当たってるよ。
いいのか?こんな作りで・・・・・。

オマケにそのボディのいい加減な加工。
塗装も何もあったもんじゃない(↓)



う〜ん・・・・・・。
ビックアップと駒と糸巻きをまともなモノに変えたら、ちっとはマシになるかしらん?

まぁ、まだいいや。
まだ音の出し方すら知らない事だし・・・・・・。

早速ググってみるとバイオリンのレッスンサイト見っけ!
全く便利な世の中だ。教本要らないし・・・・。