初めて作る! (93年製作 回顧録)




ちょっと昔話を・・・。
初めてパソコンに触ったのは1980年・・・だったかなぁ。
当時マイコンって言ってました。
東芝のパソピアってやつで、シャープのMZの向こうを張っていましたね。
Z80と64kのRAMで、初めて「言語」というものに触れたのがROM−BASICです。
オールインワンが当たり前でしたがFDDなんぞ高嶺の花でしたね。
カセットテープでピーガーやってました。
でも自分が中学生の時には、専門家や工学生(大型コンピュータを扱っていた人たち)がロールの紙テープやパンチカードを使っていたのを見ていたから、それに比べると6インチくらいのCRTに緑の文字が出るだけでも大変な進歩だったんですよね。
なにより素人にも買える時代になったんだから。

それから98の時代でしたね。
V30や286の時代は製作なんて考えもしなかった。
80287(コプロ)を買うにはどうしたらいいんだ!なんて時代だったから。

TOWNS−OS見たときの事も鮮明に覚えています。
「CDから立ち上げるんだってよ!」
「えっ!音楽が鳴るの?」
「MACと同じ画面じゃん!」
「MACって何?」
って時代がウソみたい・・・。
でもDOS−EXTENDERは今でも最高のOSだったと思っています。
AT互換機が自作出来るといっても、所詮は64kの壁に阻まれたDOSでしたから。
何が腹立つって64kをクリアする為のプログラミング・・・つまりページングとかの作業が面倒くさくて・・・
だからDOS−EXTENDER見た時は
「ゲッ!スゲ〜!」
って思いましたよ。
流行らなかったのは、完全な営業戦略のミス。
確か当時で18万円位したんじゃなかったっけか。
技術者は辛かったと思いますね!

自作において完全な鎖国から光が見え出したのは386のAT機でしたね。
386SX−16MHzのIBMをボーナス叩いて買った人とお友達になれるように頑張っていたある日、衝撃的な事実を知ってしまった。
「なんか、部品集めるだけでコンピュータができるんだってよ!」
なんて気が付いたときには、例えば
「自動車ってパーツ買ってくれば作れるじゃん!」
って今言われた様な驚きと新鮮さみたいなものがあったのよね。

ってな訳けで、互換機製作にのめり込む第一作目は486でした。
ええ。最新のパーツを揃えましたよ!
VLバスと日本語Windows3.1がこれも衝撃的な登場をした時でしたから。



作戦その1:机上の空論




作戦その2:お買い物




作戦その3:組み立てる




作戦その4:レビュー





作戦その5:改造する(4年後!)